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着付け技能士が国家資格になっても 衣裳方は無資格の着付け屋さんです。

着付け技能士(きつけぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関(社団法人全日本着付け技能センター)が実施する着付け技能士に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。
なお職業能力開発促進法により、着付け技能士資格を持っていないものが着付け技能士と称することは禁じられている。この法律の2009年(平成21年)10月15日の法改正により、「着付け」が技能検定の対象職種となり、2010年(平成22年)2月1日付けで、一般社団法人全日本着付け技能センターが「着付け」技能検定に関する指定試験機関として、厚生労働大臣から指定を受けた。

『着付け技能士』で検索するとウィキペディアに書かれていました。

これは着付け技能士でなければ、プロとしてお金をいただき人に着物を着せることができないと言うことではなく、
着付け技能士資格試験に合格した者でなければ『着付け技能士です!』と言ってはいけないと言う事です。

なぜ今になってこのような資格試験制度が設けられたのでしょうか。

着物の着付けは本来なら、親から子に伝えられるべき生活習慣・生活文化の一つだったのだと私は考えます。

親に代わって着物の着付けを教えるためにできた着物着付教室が、
日本中にたくさん出現し、
着物の着方だけでなく和装の知識も含めて学問として教える着物学院が、
その生徒募集のために他校との格差をつける目的で国家資格という形に発展していったのではないでしょうか。(これはあくまで私の考えです)

一時期話題になった検定ブームに、(京都検定)や(漢字検定)(夜景検定)というのがありました。
人はそれを知ってどうするの?って思うような検定もありました。

人間にとって知識欲は必要なものですし、知識の向上は人生を豊かにしてくれます。
その人間の知識欲というものをビジネスチャンスに変えることもできたということです。

自分が着物を着て楽しむという【自装】と、
人に着物を着せるという【他装】では、着付けを習得する目的が別です。

ただ、自分自身が着物を着る楽しさを感じられないと、
いくら人に着物を着せるという技術を習得しても、
着せてもらった人を楽しませることはできないのではないでしょうか。


着付け技能士の国家資格を受検するときには実務経験が必要とありました。
現役の衣裳方は実務経験で叩き上げられた、着付け技能士の国家資格を持たない
無資格の着付け屋さんです。

着付け(師・士)と言う【シ】の付かない職人です。



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