着物を美しく着て楽しむためには、着物の形や種類をよく知ることから始めましょう! | 着物は着てこそキモノです!

着物を美しく着て楽しむためには、着物の形や種類をよく知ることから始めましょう!

着物の形の構成


着物は襟・袖・身頃・おくみの4種類の部位で構成されていて、一反の反物を直線断ちした8枚の長方形の布でできています。
長方形の布を直線縫いで繋ぎ合わせた、とってもシンプルなシルエットです。
あまり難しいことを言い出すと、『着物はめんどくさい』といわれてしまいそうですが、着物のプロフィールの中の面白いエピソードと捉えて頂ければ、着物に対する興味や好奇心が湧いてくるかも知れません。
着物の決まりごとというより、着物を構成している原点と思われる特徴は、平面であることです。

着物を楽しむ季節と種類 T P O


季節と着物


季節と着物


いつ、どんな着物を着れば良いか難しいからと、着物は敬遠されがちですが、概ね寒い時期にはを着て、暖かくなったら単衣物を着る、暑い日には薄物で見た目にも涼しく演出するという程度に、気軽に考えればよいと思います。
目安として一般的に10~5月は、6・9月は単衣、7・8月は薄物とされていますが、堅苦しく思わず自身の体感温度を基準に着る物を選べばいいでしょう。
たとえば四月や十月の暑い日などは、の着物でも襦袢を単衣にすると言うように、内側に着る襦袢との組み合わせで、四段階に調節ができます。



きものの形と種類


きものの形と種類


☆着物の形の特性

着物は襟とかけ襟、身頃・おくみ・袖が各二枚づつという、八枚の長方形の布を織目に沿った直線裁ちし、直線縫いで?ぎ合わされ、背縫いを中心に左右対称に出来ています。
縫い代を切り落とさないという事は、解いて違う形に縫い直せると言う事だけではなく、裁ち目の伸びや生地の変形を防ぐ事ができます。

☆振袖は未婚女性の第一正装
未婚女性の第一正装です。
袖丈は2尺3寸~3尺5寸位程もあり、身長とのバランスを見て決めます。
全体に柄が繋がるように絵羽になって染められていて、共八掛けが付いています。
帯は丸帯や袋帯で変わり結びをし華やかさを演出します。

黒留袖は既婚女性の第一礼装
黒留袖は既婚女性の第一正装です。
結婚式の親族として参列するときに、着用する黒の地色に白く家紋を染め抜いた五つ紋で、裾模様(江戸褄模様)とも言われます。
縫い取りや金銀の箔押しが豪華で、前裾の柄が高くまであるものほど若い人向きです。
共の八掛付きで白の下重ねを着るか比翼仕立てにし、襦袢・襦袢の半襟・帯締め・帯揚げ・足袋はすべて白を使用します。
帯は丸帯か袋帯の二重太鼓に結びます。袖丈は50~55cm内外です。

☆色留袖
黒留袖と同様の格式がある。
結婚式以外の祝賀式典などにも着用できる。
染め抜きの五つ紋(三つ紋・一つ紋もある)どちらも共八掛け付きで、
白の下重ねを着るか比翼付き仕立てにする。

☆訪問着
略式の礼装で留袖の次に格が高く、未婚既婚を問わずに着られる。
立褄から身頃に掛けて柄が繋がり、多くの場合上半身の袖・身頃・襟に掛けて柄を繋げている。
共八掛け付きで、留袖同様訪問着も絵羽になっている。

☆付け下げ訪問着
前裾の柄が繋がるように絵付けされている。
上半身の柄は左前袖、右後ろ袖の柄がメインで、反物に裁断する位置を墨打ちで印を付けてある。
おしゃれ着と礼装の間と言ったところで、観劇や茶話会、お食事会・パーティーなど幅広い用途がある。

☆付け下げ小紋
上下向きのある小紋柄を肩のところで向きを変えて染め分けてある。
付け下げ同様墨打ちがしてある。

☆中小紋
方向性のあまりないやや大きめの飛び柄。
柄の配置を裁断のときに考慮する。

☆小紋
全体にまんべんなくある細かい柄。
江戸小紋・鮫小紋などは色無地感覚で着られる。

☆色無地
染め抜きの一つ紋を付けておくと略礼に使える。
金襴系の袋帯でちょっとしたお喜びごとや、お茶会のお手伝いなどに最適。
地色が地味なものは黒共帯でお通夜や法事に着ることができる。

☆喪服
黒無地染め抜き五つ紋・黒共帯で葬儀に着用し、一般的に帯揚げ・帯締めも黒を用いる。
襦袢・半襟・足袋は白で比翼や下重ねは無用。
地方によって若干風習の違いがある。



着物を着ることは難しいものではありません。堅苦しいものでもありません。
儀式のコスチュームとして用いるときだけ、その場に応じたルールに従う、これは社会通念です。
一社会人として参加するときのエチケットです。
それ以外の場面では、着物は自己を表現するためのアイテムとして、おおいに利用価値のあるものです。
あなたのライフスタイルをより幅広くするために、ぜひ着物を楽しんで利用してください。

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