笑点 新メンバー 林家三平の着物は丁子色 | 着物は着てこそキモノです!

笑点 新メンバー 林家三平の着物は丁子色

笑点 新メンバー 林家三平の着物は丁子色

笑点の新メンバーが発表された

2代目林家三平 
 sannpei.jpg

女優 国分佐知子さんのダンナです

そして 『笑点』の大喜利で 真ん中に並ぶ
林家三平さんの着物は“丁子色”だそうです


丁子色とは どんな色でしょうか

丁子色(ちょうじいろ)とは
鈍い黄赤のことです

tyoujiiro.jpg


香辛料の丁子の蕾の煮汁で染めた丁子色は
古代から用いられていた色の一つです

丁子はフトモモ科の常緑高木で
蕾を乾燥させたものを「丁子」「丁香」といい
昔から香料や染料に使われていました

丁子色の少し茶がかったものを丁子茶といいますが
その色にほとんど差はありません
香色の一つです


紫式部が『源氏物語』「蜉蝣」に


 宮もおはしけり

丁子に深く染めたる薄物の単を

こまやかなる直衣に着たまへる

いとこのましげなり


と詠んでいます


丁子色 丁子染めと称する染色には
本染と代用染めがあり
それらの色調は染料の違いから
幾分違ったものになる

本染めの方は 南方産の丁花の蕾と少量の灰汁と鉄分を用いた
濃い褐色で
「香染」「濃き香」あるいは「こがれ香」と呼ばれる

この染色は左大臣源高明の創案と伝えられているが

真意はともかく 
当時 高価な香料を材料に転用した染色を
用いることができたのは
一部の高位貴族だけで

一般的には 紅花と支子による代用染めが用いられた

丁子を染料とする本染めの色調には
落ち着きがあり

また
染色当時は丁子の香りが伴うが

代用染めは 褐色味の乏しい黄橙色で
本丁子染めの色調とは幾分違ったものになる

江戸時代では 代用染料に揚梅皮を用い濃く染めて
「丁子茶」と呼んだ

丁子染めは平安文学に
『丁子染めの こがるるまで染める・・・・』(源氏物語)
『丁子に黒むまで染め返りたる一襲・・・・』(狭衣物語)
と見えている


長崎盛輝 著  『日本の傳統色彩』より引用


kuroubu.jpg


今でも伝統工芸の草木染めに用いられる丁子は
料理にも使われるクローブのこと

カレーにも使われている香料なのです

クローブの花は 釘に似た形をしていることから
中国では『釘』と同義の『丁』の字を使って
『丁香』『丁子』の名があてられ

フランス語の釘を意味する Clou と呼ばれ
英語の Clove も これを語源とする

漢方薬では 芳香健胃剤として用いられ
『女神散』『柿蒂湯』などに使われる

インドや中国では紀元前から殺菌・消毒剤に使われていた

また
クローブの精油には殺菌・防腐作用が見られ
弱い麻酔・鎮痛作用もあり 歯痛の鎮痛剤として使われる

syouten.jpg


そんな 笑点 新メンバー 林家三平の着物の

『丁子色』ですが

蒼々たるメンバーの笑点 大喜利陣のなかで
色が濁らないよう期待しています
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