2016年05月 | 着物は着てこそキモノです!

笑点 新メンバー 林家三平の着物は丁子色

笑点 新メンバー 林家三平の着物は丁子色

笑点の新メンバーが発表された

2代目林家三平 
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女優 国分佐知子さんのダンナです

そして 『笑点』の大喜利で 真ん中に並ぶ
林家三平さんの着物は“丁子色”だそうです


丁子色とは どんな色でしょうか

丁子色(ちょうじいろ)とは
鈍い黄赤のことです

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香辛料の丁子の蕾の煮汁で染めた丁子色は
古代から用いられていた色の一つです

丁子はフトモモ科の常緑高木で
蕾を乾燥させたものを「丁子」「丁香」といい
昔から香料や染料に使われていました

丁子色の少し茶がかったものを丁子茶といいますが
その色にほとんど差はありません
香色の一つです


紫式部が『源氏物語』「蜉蝣」に


 宮もおはしけり

丁子に深く染めたる薄物の単を

こまやかなる直衣に着たまへる

いとこのましげなり


と詠んでいます


丁子色 丁子染めと称する染色には
本染と代用染めがあり
それらの色調は染料の違いから
幾分違ったものになる

本染めの方は 南方産の丁花の蕾と少量の灰汁と鉄分を用いた
濃い褐色で
「香染」「濃き香」あるいは「こがれ香」と呼ばれる

この染色は左大臣源高明の創案と伝えられているが

真意はともかく 
当時 高価な香料を材料に転用した染色を
用いることができたのは
一部の高位貴族だけで

一般的には 紅花と支子による代用染めが用いられた

丁子を染料とする本染めの色調には
落ち着きがあり

また
染色当時は丁子の香りが伴うが

代用染めは 褐色味の乏しい黄橙色で
本丁子染めの色調とは幾分違ったものになる

江戸時代では 代用染料に揚梅皮を用い濃く染めて
「丁子茶」と呼んだ

丁子染めは平安文学に
『丁子染めの こがるるまで染める・・・・』(源氏物語)
『丁子に黒むまで染め返りたる一襲・・・・』(狭衣物語)
と見えている


長崎盛輝 著  『日本の傳統色彩』より引用


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今でも伝統工芸の草木染めに用いられる丁子は
料理にも使われるクローブのこと

カレーにも使われている香料なのです

クローブの花は 釘に似た形をしていることから
中国では『釘』と同義の『丁』の字を使って
『丁香』『丁子』の名があてられ

フランス語の釘を意味する Clou と呼ばれ
英語の Clove も これを語源とする

漢方薬では 芳香健胃剤として用いられ
『女神散』『柿蒂湯』などに使われる

インドや中国では紀元前から殺菌・消毒剤に使われていた

また
クローブの精油には殺菌・防腐作用が見られ
弱い麻酔・鎮痛作用もあり 歯痛の鎮痛剤として使われる

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そんな 笑点 新メンバー 林家三平の着物の

『丁子色』ですが

蒼々たるメンバーの笑点 大喜利陣のなかで
色が濁らないよう期待しています
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浴衣の着付けで必要なもの 最低限これだけは必要!

浴衣の着付けで必要なもの

イザ 浴衣を着ようと思ったとき

さてさて 何をそろえたらいいのか

着物の着付けと違い
浴衣ぐらい・・・・と思いながら
浴衣だからこそ 必要なものとか

考え出すと 難しくなって

あ━━━━!! もう、着るの 止めよ~!って
なってしまいますね

いえいえ! 
浴衣こそ もっと気軽に着て楽しみたいものです




浴衣は本来 暑い夏の季節
お日様が少し陰った夕方

涼を求めて 湯上りに着たものです

ですから いちばん心がけたいことは

涼しげに着ること!


お風呂あがりの さっぱりとした素肌に
ササっと浴衣を纏い 

夕涼みや花火大会に おでかけしたいものです


浴衣は 綿の生地で 単衣仕立てになっているので
生地を透して 
中が透けて見えないようにしなければいけません

素肌に着たいと言いながら
浴衣一枚だけでは アブナイですね!

かと言って
裾除けや 肌襦袢を着ると

やっぱり暑いですね~!

ところが今はとってもいいものがあります

ユニクロのCMでも よく紹介されている

エアリズム


これ!良いですね


エアリズムキャミソールを オススメします

浴衣の下にキャミソールをお薦めすると
カップ付きのほうがいいですか?というご質問を受けます

浴衣の下に カップ付きのキャミやブラをつけると
やっぱり窮屈で 暑苦しくなりますよね

ただ 浴衣の下にキャミソールだけでは
浴衣のおもてに 
胸のトップが響かないかという心配をされるようですが

安心してください!ヒビキマセンカラ!
(ちょっと古いですかね?)

浴衣は 衿を胸元のトップの部分に被せることで
浴衣のおもてにひびくことはありません

また 浴衣の下に何も着ないでいるときより
カラダをそっと包んでくれるので
着崩れも防いでくれるのです

帯の下に汗を書いたりしても汗どめになります

たくさん汗をかくという人や
ウエストのくびれが大きい方は
タオル(手拭い)を縦二つ折りにして胴に巻
その上からキャミソールで押さえるようにすると
汗よけと 体型補整が簡単にできます

『タオルを巻くと暑い』
と 思われがちですが

タオル一枚巻いておくほうが 涼しく感じますし
帯の落ち着きもいいようです

浴衣の裾周りには
下着だけで何も着けないという方もいますが

やはり 汗ばんで浴衣の足さばきが悪くなります

和装用のステテコを穿くと
足捌きも良く 汗ばむこともなく
浴衣を着ていて 透ける心配もなくて良いのですが

和装用の下着は 少々お高いのが問題です

そこで
近頃人気のある ステテコが重宝しそうです

最近 若い人の間でも ステテコが見直されているようで
ユニクロでも たくさん売られています

ただ
ユニクロレディスのステテコは
色柄が豊富で 可愛いのですが

浴衣の下に穿くには適していません

浴衣にそのカラフルな模様や色が映ってしまうからです

BVDのsuzutecoという商品 薄手のニット素材ですが
これはまだ淡い色のものがあるようです
超お安い!





グンゼのステテコで
COOLMAGIC クールマジック ニーレングスというのがあります
鹿の子地で 汗ベタ軽減×吸汗速乾×消臭




良いことづくめですが 男性用しかありません(前開き)
それでもいいと思われるのなら
これは浴衣の下に穿くには最適かも知れません


ということで

浴衣を着る前の 浴衣の下に着るモノは
別になんでもいいのですが

暑苦しくないこと
外に透けたり ひびいたりしないもの
吸湿性・通気性の良い物

普段使っている タンクトップやスリップ ペチコートでも
問題はありません

浴衣を着るとき 必要な小物
腰ひも2本 伊達じめ1本(伊達じめが無ければ腰紐を+1本)

浴衣の掛衿の内側に衿芯を入れると
襟元をスッキリと見せることができます

あとは帯だけです

浴衣ですので 半幅帯で
一文字や片蝶
リボンのように好きにアレンジして結びます

大人っぽく勝負したい方は
貝の口や吉彌結びできりっと決めてください

吉彌結びのときは帯締めが必要です


浴衣ですから 素足に下駄 足袋は履きません





浴衣を着るときは あくまで涼しげにを心がけ
颯爽とお出かけしてください!

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素足に見える5本指の靴下 作ってみました

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ある日本舞踊のお師匠さんから
5本指の靴下を作って欲しいと依頼されました

踊りの役柄で 素足で踊るものがあります

そんなとき 足にも白くおしろいを塗るのですが

おしろいを塗らなくて済む
靴下みたいなもので 素足に見える5本指のものはないか
とのことでした

いわゆる日本舞踊の衣裳方が扱う“着肉”の一つです

今までも“着肉”として
『玉うさぎ』のように 首から下 全身のものや
『申酉』の頭に使うような 刺青を施したものなどを
見様見真似で作っていましたが

さすがに5本指は初めてで 
縫い目が目立たないようにするにはどうすればいいのか
どのような材質の生地を使えば素足に見えるのか
かなり悩みました

まず 5本指の靴下の型紙を作って
どこに切り替えを入れると 縫い目が目立たないかを
何度も何度も 試作を重ねました

今までの“着肉”は 
Tシャツのようなニット地を使っていました

それだと厚みが感じられ
『いかにも履いてます!』な感じで
納得いきません

そこで薄手のものを探してみたのですが
どうしても思うようなフィット感が得られませんでした

布地屋さんをいろいろ回って
ポリウレタンのストレッチ素材を見つけました
レギンスや下着に使われる素材のようです

なんとか作って 
お師匠さんのご要望にお答えすることができましたが
踊りに使われて 耐久性などはあるのかどうか
心配なところです


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Author:かぶきもの
着物が大好きな京都生まれ 京都育ちの
『かぶきもの』と申します
着物好きが高じて
日本舞踊の衣裳方をやっています
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どうぞ宜しくお願いします

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